2005年 07月 19日
IWC GSTアクアタイマー
本節におきましては、既にディスコン(生産終了)となったGSTアクアタイマーに関しまして少々論じることに致します。SSモデル ref.No 3536-002に関しましてなぜ2枚の画像を掲載しているのか、とのご質問を以前に時折頂きました。ご存知の方も数多くおいでかと存じますが、ある時期を境にアクアタイマーの夜光塗料はトリチウムからルミノーバに変更されましたが、トリチウム使用時の文字盤6時位置には" T SWISS MADE T"の印字が施され、ルミノーバに移行し、その表記は"SWISS MADE"に改められました。下記の画像はいずれも"SWISS MADE"との印字がされておりますが上段画像は26分と34分のインデックスが長くなっており、下段画像は26,27分、33,34分が長くなっております。"T SWISS MADE T"の印字がされていた時期には文字列が"SWISS MADE"よりも長いために上段のタイプ①の文字盤に印字が施されており"SWISS MADE"となってからは下段②のタイプが使用されるようになりました。
要は上段に関しましてはトリチウムを使用していたころに生産され、本来は"T SWISS MADE T" との印字がされるべき文字盤が生産過剰等の事由により余分なダイヤルが残存した結果として"SWISS MADE"と印字された過渡期のダイヤルが生まれたと我々は予測しております。
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